トピック

データ移動

レガシーシステムからクラウドに至るまで、あらゆる場所のデータを移動、レプリケート、同期することで、データドリブンな企業を目指しましょう。

データ移動とは?
データ移動とは、ETL(抽出、変換、ロード)、ELT(抽出、ロード、変換)、データレプリケーション、CDC(変更データキャプチャ)などのテクノロジーを通じて、組織内のある場所から別の場所にデータを移動する機能です。データ移動の主な目的は、データ移行やデータウェアハウスです。

組織のITインフラとアプリケーション環境は絶えず変化しており、アプリケーションはさまざまなデータベースからのデータを必要としています。つまり、ソースのパフォーマンスに影響を与えずにシステム間でデータをシフトできる、効率的で安全なデータ移動ソリューションが必要となります。

データ移動、データ同期、データレプリケーションは、データ連携の補完的な手法です。これらの組み合わせにより、データベース、データウェアハウス、ビッグデータ、クラウドシステムを最新のデータで維持することができます。

データ移動ツールの種類
レプリケーション
信頼性が高く負担の少ない方法で、単一または複数ソースのデータの正確な最新のコピーを作成します。このコピーは、いつでもどこでもアクセスを必要とするすべてのユーザーに提供が可能です。アーカイブと保持ルール、データ再配置と保管を柔軟に構成し、レプリケートされたデータベースの制御を維持することができます。データは、元のアプリケーションや導入済みの分析ツールから変わりなくアクセスできます。

データベース同期方法
レプリケートされたデータを最新の状態に保つため、ユーザーやアプリケーションは、取得できるベストな情報に基づいて作業ができます。レプリケートされたデータベースは、バッチ指向(プル)またはリアルタイム(プッシュ)構成のいずれかで更新できます。多くのリレーショナルデータベースでは、CDC(変更データキャプチャ)という機能を使用して、新しいデータを即座に同期することができます。

なぜデータを移動するのか?
包括的なデータ移動・変換機能は、ITポートフォリオのモダナイズと拡大に不可欠です。たとえば、レガシーシステムやプラットフォームからクラウドデータベースにデータを移動するには、データ移動ツールが必要になります。ELTは、複数のソースのデータを1つのデータストアに結合するデータ連携プロセスです。この機能は、レガシーデータソースをデータウェアハウス環境に接続して変換したり、トランザクションデータベースからビッグデータやデータレイク環境にデータを移動したりするなど、ハイブリッド連携の要件を満たすのに役立ちます。

ユースケース:

データベースレプリケーション
データベースをレプリケートすることで、災害復旧(DR)、複数拠点での迅速な分析、分散リソースの効率的な利用が可能になります。

クラウドデータウェアハウジング
貴社のレガシーデータベースやプラットフォームを含む組織全体の最新の情報が、基盤となるシステムへの影響を最小限に抑えながら、データウェアハウスに格納されるようにします。MySQLからMicrosoft® Azure® SQL Database、OracleからAmazon® AWS RDS、SQL Server®からAmazon REDSHIFT®など、クラウドデータベースにデータを移動します。ETL機能を拡張して、レガシーデータソースをデータウェアハウス環境(OpenVMS® RdbからTeradata®など)に接続し、変換します。

ハイブリッド データ移動
オンプレミスシステムとクラウドサービス間のデータ移動をマスターし、イノベーション、パフォーマンス、ビジネス継続性のバランスをとりましょう。オンプレミスデータをクラウドに移動してインサイトを生成し、オンデマンドの柔軟なサービスからメリットを得ることができます。データをクラウドアプリケーションからメインフレームに移すことで、正確で完全なデータが記録システムに保存されます。

クラウド データレイク
データ移動ソリューションを使用して、Adabas、VSAM、IMSなどのトランザクションデータベースから、Hadoop®、Snowflake®、AWS、Azure®などのビッグデータまたはデータレイク環境にデータを移動します。

データアーカイブ
コアデータのアーカイブをスケジュールして、先を見越してデータベースの増大を管理し、システムを最高のパフォーマンスに保ちます。データキャプチャに関する規制ガイドラインへのコンプライアンスを強化し、トレーサビリティと将来の監査に対応します。


CONNXを使用したデータ移動のメリット

あらゆるデータソースを連携
メインフレーム、OpenVMS、iSeries (AS/400)、UNIX®、Linux®、Windows®、デスクトップなどのプラットフォームに存在するさまざまなデータベース(レガシー、リレーショナル、ビッグデータ、クラウド)からデータを移動、レプリケート、同期できます。CONNXは、業界最大の150以上のデータベースアダプターを提供しており、標準SQLでのアクセスを実現します。ODBC、OLE DB、JDBC®、J2EE®、.NET®準拠のアプリケーション、レポート作成ツール、開発ツールに接続できます。

データをシームレスに移動
CONNXデータ移動ソリューションを使用すると、運用を停止することなく、容易かつ標準的な方法で、クラウドベースのデータウェアハウスをAdabas、VSAMTM、IMSTM、Rdb、RMSなどのレガシーや非リレーショナルデータソースと同期できます。

リアルタイムでレプリケート
CDCテクノロジーを活用してイベントドリブンなデータを共有します。さまざまなソースから複数のターゲットデータシステムに(データベース、データウェアハウス、ビッグデータ、クラウド、デジタルプラットフォームなど)、データをキャプチャ、変換、レプリケートします。変更されたレコードのみを差分更新することで、データ移動の効率を維持します。

効率的な同期
変換設定では、データ移動(差分またはフル)のスケジューリング、同期前・同期後のタスクの起動、イベントの自動メール通知の設定を完全に制御できます。使用頻度の低い時間帯に更新をスケジュールしたり、ビジネスで最新の情報が必要な場合には1分ごとに更新をスケジュールしたりするなど、必要に応じて同期タスクをスケーリングできます。たとえば、SQL Server®の高度なサポートのためにMicrosoft® SSISにCONNXを追加すると、SQL Serverデータベースで変更されたデータを簡単に収集して、効率的な差分更新を実現できます。

包括的な変換とETL
グラフィカルクエリビルダーを使用したSQLベースの変換により、テーブルとフィールドの包括的なマッピングが可能です。500を超える変換関数のライブラリには、フィルター、並べ替え、結合、ユニオン、集計などの複雑な変換機能を含む、フィールドの値をマップするためのさまざまな方法が用意されています。

制御を維持
CONNXデータレプリケーションソリューションでは、アーカイブと保持ルール、データの再配置と保管を柔軟に構成し、完全な制御を維持することができます。データは、元のアプリケーションや導入済みの分析ツールから変わらずアクセスできます。

セキュアなアクセス
CONNXのセキュリティは、クロスプラットフォームのセキュリティ問題の対応に最適です。複数のデータベースのログインを管理し、各システムのデータへのアクセスを保護します。

メタデータの管理
ソース構造を変更することなく、すべてのデータを単一の理解しやすい構造に結合したレキシコン(辞書)を作成します。